シンポジウムのご案内です。
博士課程1年生の4人集まって、シンポジウムを開くことになりました。ゲスト講演は詩人の稲川方人氏です。何をするかは稲川さん以外は誰も知らされていません。
私を含め、アンリ・メショニック(Henri Meschonnic)に関する研究発表が二つ行われます。
当方の発表内容は、バンヴェニストからの出発という観点は、メショニックの理論的な歩みにおいては明白であるが、実践においてはどのような関係が見られるか、という問題を掲げたものです。とりわけ、出発の出発とも言える1970年のバンヴェニスト論"Sémiotique et poétique : Partant de Benveniste" (「記号論と詩学―バンヴェニストから出発して」)と、1972年の第一詩集Dédicaces proverbes (『献辞・ことわざ』)の実践との関係に照準を合わせようと考えています。シンプルかつ膨大な書物を遺した彼の仕事と比べれば、僅かな小石を集めたものでしかありません。
「アンリ・メショニック『献辞・ことわざ』の詩学―バンヴェニストからの出発」
"Poétique de Dédicaces proverbes d'Henri Meschonnic : un à partir de Benveniste"
小さな場ですが、ご興味のある方がいらっしゃればぜひご参加ください。
「遭遇する詩学―リズム・翻訳・文化」
日時:2014年1月11日(土)14:00~17:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4F
コラボレーションルーム3 (* 場所変更)
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